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Shopifyを使った越境ECの始め方|成功のコツを徹底解説!

2024/9/1
EC・通販・ネットショップ

国内市場が飽和状態に達し、競争が激しさを増す中、多くの企業が成長の糸口として越境ECに目を向けるようになりました。

中でもShopifyは、国境を越えたビジネス展開に適した多彩な機能を備えたプラットフォームとして注目を集め、世界規模での事業拡大を目指す企業から高い評価を得ています。

ただし、Shopifyを利用すれば誰もが容易に越境ECで成功できるわけではありません。プラットフォームの特徴を十分に把握し、越境EC特有の留意点を確実に理解することが肝要です。

この記事では、Shopifyを用いて越境ECを実践する際のメリットと注意点、成功に導くためのポイントについて詳細に説明します。Shopifyを最大限に活用し、効果的な越境EC戦略を策定する上で、ぜひ参考にしていただければと思います。

Shopifyで越境ECを行うメリット

数多くのECサイト構築サービスの中でも、次のような理由からShopifyは特に越境ECに適しているサービスだと言えます。Shopifyで越境ECを行うメリットについて、一つずつ見ていきましょう。

1.多言語・多通貨への対応が可能

 Shopifyは、130を超える通貨と50を超える言語をサポートしているため、現地の通貨や言語での国際的なEC展開が可能です。ECサイトを訪れたユーザーのブラウザ設定に応じて商品説明などを自動で翻訳することも可能で、言語の壁によるユーザー離脱を防げます。通貨と言語への対応は公式アプリを利用することで簡単に導入でき、誰でも容易に多言語・多通貨のECサイトを構築できます。

2.決済方法が豊富

 Shopifyでは100種類を超える多彩な決済方法を利用可能で、国やターゲット層に合わせた決済手段を提供できます。PayPalやApple Pay、Google Payといったグローバルに利用されている決済サービスにも対応しているため、海外の顧客に安心して購入してもらえます

3.配送などに関する手続きが簡単 

Shopifyを活用すれば、国際販売に伴う複雑な作業を一括して管理できます。海外向けの送料設定や計算、各国の関税・税金の算出、インボイス発行など、これらの手間のかかる業務をShopifyのプラットフォーム上ですべて処理可能です。その結果、配送プロセスの効率が上がり、ミスも減らせるため、円滑に海外販売を展開できるようになります。

4.アプリを通じた優れた拡張機能

 Shopifyには公式アプリが約8,000種類も提供されているため、海外販売に有用な機能を容易に追加することができます。しかし、アプリの選択は慎重に行わなければなりません。求める機能に合致した最適なアプリを見極めることが、海外ECを効果的に運営するための鍵を握ります。

5.豊富なデザインテンプレート 

Shopifyの豊富なデザインテーマを活用すれば、プログラミングやデザインの知識がなくても、デザイン性の高いECサイトを簡単に作成できます。国や地域の好みに合わせたテーマを選ぶことで、ユーザーに訴求力のあるECサイトを構築できるでしょう。

6.CDNを活用した安定的な接続

 ShopifyはCDNを採用しているので、ユーザーの所在地に関わらず、通信の遅延が発生しにくく、グローバルな顧客に快適なアクセス体験を届けられます。海外ECにおいて、通信の安定性は不可欠な要件ですが、Shopifyならその点も心配無用です。

7.販売チャネルの追加も容易

 ShopifyではSNSやECモールとの連携が容易で、販売チャネルを簡単に増やせます。複数チャネルでの販売は越境ECには欠かせませんが、Shopifyなら一括管理ができるため、効率的な運用が可能です。

Shopifyの魅力

1.デザイン性が高い 

Shopifyには70種類を超えるデザインテンプレートが用意されており、ウェブ制作に不慣れな方でも独創的なホームページを作成できます。ECサイトの見た目はブランドイメージに直結するため、特に海外向けには受けの良いデザインが重要です。Shopifyならデザインにこだわった魅力的なストアを低コストで実現できます。

2.充実したマーケティング機能 

ShopifyにはSEO対策の基本機能が備わっているほか、Facebook広告やGoogle広告と連携した広告の自動作成が可能です。また、ストア分析機能を使えば、広告効果や売上の詳細な分析もできます。集客のためのマーケティング機能が充実しているのもShopifyの大きな魅力と言えるでしょう

3.多様な販売チャネル 

Shopifyを活用すれば、InstagramやFacebookといったSNSやオンラインマーケットプレイスと連携し、複数の販路を確保できます。特に海外ECで成功を収めるには、マルチチャネル戦略が欠かせません。どの販売経路で商品が売れても、一元的に管理できるのがShopifyの利点です。

4.使いやすさ 

Shopifyの管理画面は直感的に扱えるユーザーフレンドリーなインターフェースを採用しており、日本語表示にも対応しています。アプリを通じて必要な機能を柔軟に追加・削除できるため、いつでも見やすく使いやすい管理画面を保てます。

5.グローバルな変化に対応 

国際的なECビジネスを展開する際は、国内向けとは異なるアプローチを取り入れ、綿密な事前準備が必要不可欠です。対象国の言語や通貨に対応したウェブサイトを構築することが肝要であり、英語と米ドルのみならず、現地の言語と通貨にも対応することで、顧客の購買意欲を喚起し、早期離脱やカート放棄を抑制できます

上述のように、洗練されたデザイン、充実したマーケティング機能、多様な販売チャネル、操作性の高さ、柔軟性など、Shopifyにはグローバル規模で通用するECサイトを構築するための魅力が凝縮されています。これらの特性を最大限に活用し、Shopifyを効果的に運用することが、海外ECの成功への鍵となるでしょう。

Shopifyで越境ECを行う際の注意点

Shopifyには海外販売に適したたくさんのメリットがある一方で、いくつかの留意点もあります。Shopifyを使って海外ECを展開する際は、以下の2つの点に注意を払わなければなりません。

自身で集客をする必要がある 

Shopifyは自社ECサイトの構築サービスであるため、集客は自力で行う必要があります。プラットフォーム自体に集客力はないので、サイトを開設して商品を登録するだけでは販売に結びつきにくいでしょう。ECモールへの出店と比べると、集客面でのハードルは高くなります。ただし、ShopifyにはSNSやウェブ広告との連携など、集客に役立つ機能が充実しているので、これらを活用してブランドの認知度を高めていくことが重要です。

英語力が求められる場合がある 

Shopifyはカナダのサービスであるため、場合によっては英語力が必要になります。日本語に対応していないページやサービス、アプリもあるため注意が必要です。越境ECでは、海外ユーザーからの問い合わせ対応なども発生するため、英語対応可能なスタッフの確保も検討しなければならない場合があります。

以上の2点がShopifyで越境ECを行う上での主な注意点です。これらを踏まえた上で、Shopifyの豊富な機能を活用することが、越境ECの成功につながるでしょう。

越境ECに対応させる手順

Shopifyで作成したECサイトは、管理画面から容易に海外販売の設定が可能です。パソコンでの海外EC展開国・地域の設定手順は以下の通りです。

  1. Shopifyの管理画面にサインインします。
  2. 「設定」画面を開き「マーケット」を選びます。
  3. 「マーケットを追加」をクリックします。
  4. 「マーケット名」に任意の販売地域の名前を入力し、「国/地域を追加」をクリックします。
  5. 海外ECを展開したい国・地域を選び、「保存する」ボタンをクリックします。

これで新規マーケットが追加されます。

引き続き、ドメイン・言語・税金・配送・決済方法などの詳細設定画面に自動で遷移するので、ECサイトの展開方針を考えながら一つひとつ設定を行っていきましょう。

具体的な手順は以下の通りです。

まず、「配送もしくは配達」を選択し、「配送」項目の「基本の配送料」をタップします。

次に、表示される画面で配送エリアと料金を指定できます。「エリアを作成」ボタンを押して進みましょう。

続いて、エリアの名称を記入し、新規に海外展開する国や地域を選択後、「完了」を押します。新たに追加されたエリアの「送料を追加する」から金額を入力し、最後に「保存する」をクリックして反映させます。

これにより、Shopifyでの越境EC向けの基本設定は終了します。Shopifyの強みは、新しい市場や配送地域の追加など、基本的な設定を管理画面から容易に行える点にあると言えるでしょう。

越境ECを成功させるためのコツ

海外展開を成功に導くためには、以下の9つのポイントを意識してオンラインストアを立ち上げることが重要です。

国内市場向けの通販とは様々な面で違いがあるため、綿密な計画と準備が欠かせません。ECサイトの構築にあたっては、通常の国内向けビジネスとは異なる要素が多く存在するため、慎重なアプローチが求められます。

海外に進出する際は、これらの点を十分に考慮し、きめ細やかな対応を心がけましょう。事前の周到な準備と、各要素への丁寧な取り組みが、越境ECの成功への鍵となります。国内とは異なる環境下での運営となるため、細部まで配慮した戦略立案が不可欠です。

1.ECサイトを多言語・多通貨に対応させる 

英語や米ドルだけでなく、進出予定の国の公用語や現地通貨に対応したECサイトを構築することが肝要です。それにより、顧客の購買意欲を喚起し、早期離脱やカート放棄を抑制することができます。Shopifyでは多言語化・多通貨対応が可能ですが、翻訳や通貨変換のアプリを活用する必要があります。

2.顧客ニーズを把握する 

越境ECで展開する商品企画や販売戦略を検討する上で、顧客ニーズの把握は必須です。国内顧客とは異なるニーズや価値観を持っている可能性が高いため、展開予定国のニーズ調査が重要になります。

3.販売する国に合わせた決済方法を準備する 

確かにPayPalやクレジットカード決済は広く普及していますが、各地域独自の支払い方法を好む消費者も少なくありません。地域ごとの特性を考慮し、顧客のニーズに即した決済オプションを提供することが重要です

4.適切な配送業者を選ぶ 

越境ECの成功には、国際輸送の経験が豊富で信頼できる配送業者との提携が欠かせません。これにより、配送中の商品の破損や紛失のリスクを最小限に抑えることができるでしょう。Shopifyの提供する「Ship&co」アプリを導入することで、海外向け配送に必要となる送り状や請求書の作成が簡単になり、円滑な業務遂行が実現します

5.関税について明記する 

関税は輸入品に対してかかる税金で、原則として購入者が負担します。「受け取りの際に関税の支払いが発生する可能性がある」という説明を明記しておく必要があります。

6.EUで販売する場合はVATに注意する 

EU向けの越境ECを行う場合は、関税に加えて「VAT(付加価値税)」にも注意が必要です。VATは事業者側が納税しますが、購入者にはVATの支払いを求めることになるため、関税と併せて注意喚起をしておくことが大切です

7.配送料金とリードタイムの把握 

越境ECでは、送料や関税などの費用、到着までの期間が予想以上に膨らむ可能性があります。実際にどの程度の費用と時間がかかるのか、事前に調査を行い、顧客に対して明確に伝えるようにしましょう

8.販売国に特有の支払いタイミングなどの動向を把握する 

購入手続きから決済までにかかる平均的な時間は、国や地域によって大きく異なります。販売対象とする国・地域ごとの特性を理解し、それに適した在庫管理を実践することが肝要です。

9.販売対象国の法規制を確認する 

日本国内で問題なく販売できる商品であっても、国によっては販売に許可が必要であったり、販売自体が禁止されていたりする場合があります。越境ECを展開する国ごとに、取り扱う商材に関する法律上の問題がないか、事前に十分に確認しておくことが重要です

以上の9点を意識してECサイトを構築することが、越境ECの成功につながるでしょう。販売国特有の事情を十分に把握し、適切な準備を行うことが肝要です。

まとめ 

Shopifyは、多言語・多通貨対応、多様な決済方法、配送の簡素化など、越境ECに最適化された豊富な機能を有するプラットフォームです。しかし、集客は自社で行う必要があり、英語力が要求される場合もあるなど、いくつかの留意点も存在します。

越境ECを成功に導くためには、ECサイトの顧客ニーズの理解、適切な決済方法の用意、信頼できる配送パートナーの選択など、綿密な準備と販売国特有の事情への対応が不可欠です。関税やVAT、法規制の確認も重要な考慮事項です。

ShopifyのECサイトは、管理画面から簡単に越境EC向けの設定が可能なのが大きなメリットです。Shopifyの提供する機能を最大限に活用しながら、越境ECならではの注意点をしっかりと理解することが、成功への近道となるでしょう。

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